世間でピアノが弾けると頭が良くなるというのは本当だと思います。
ピアノに限らずギターでも同じことが言えるでしょう。
・モノマネから自分のものにしていく
人間はモノマネで育っていきます。幼児期はヤッターで両手を挙げる、お父さん、お母さんの言葉を真似る、小学生になったら学校の先生の字の書き方を真似る、大人になってもモノマネはあります。お母さんの料理の仕方、ゴルフ上手な人のスイング、などなど。
ギターでは体を使ってリズムをとり、頭で考え弦を弾き、心を使って演奏する。結構複雑なことをします。
日々のレッスンでは、『ちょっと先生の弾き方見てね』『じゃあ真似してみようか』といった感じで生徒に真似をさせます。
最初はモノマネですが、だんだん時間をかけてみんな自分のものにしていきます。あくまでも自然に、無理なくギターがプレイできるようになります。
・話をしっかり聞く習慣。
学校では先生の話をしっかり聞いているのか不安になりませんか?
まじめに授業を受けているのか、先生の大事な話を聞き漏らしてないだろうか。
私の教室ではマンツーマンレッスンが基本ですので、『先生の話をしっかり聞く習慣』が育ちます。
最初は飽きてしまい椅子からちょっと立ち上がってしまう子もいますが、レッスンに慣れてくるとしっかり先生の話を聞けるようになってきます。
そうしたことにより学校の授業でも先生の話をしっかり聞く習慣が少しでも身につきます。
・チャレンジ精神を育てる。
子供たちはこれから嫌でも社会に出て成長していきます。その過程の中でちょっとでも険しい道があればあきらめてしまう子もいると思います。
僕には無理だ。私にはできないよ。
でも社会に出たら通用しません。『あいつはだめだな』『ほかの人に頼むか』など言われてしまいかねません。
でも『やります!』『チャレンジしてみます!』と言える人は一目おかれ、そして成果も出せるでしょう。
私たちギター講師はチャレンジする精神を大切にし、難しい曲にも挑戦してもらいます。やればできる!挑戦すれば必ずできる!ということをお子さんたちに理解させ、やさしく丁寧にレッスンしていきます。まずはチャレンジです!
時間を有効に使う。
お子さんが学校から帰ってきてすることは何ですか?
テレビを見る。
学校の宿題をする。
ゲームに夢中になる。
明日の支度をする。
お風呂に入る。
ご飯を食べる。
これらのことを学校から帰ってきて寝るまでにすると時間は少ないと思います。では、ギターを習ったときに何の時間を削ればいいでしょうか?
大多数の親御さんがゲームを挙げる思います。ではなぜゲームが良くないのでしょうか?私はゲーム自体は悪くないと思っています。楽しいですから(´о`)
友達と競い合う子もいるでしょうし、ボタンひとつでストーリーが展開していくことも魅力的だと思いますが、良くないのは時間の使い方です。楽に物語が進んだり、楽しくステージがクリアできたりすることで時間のゲームの時間に歯止めが利かなくなる子もいると思います。『そろそろゲームやめなさい』が口癖になるお母さんも多いでしょう。
テレビも同じことが言えます。アニメや、見てもあまり得にならない番組など。
ここでギターの練習を少し入れてみます。その分ゲームやテレビの時間を削ってください。最初は5分、10分で構いません。そして少しずつギターの時間を増やして今度は30分練習したら30分ゲームしていいよなど、時間を有効に使うことを覚えさせてほしいと思います。
・反復練習をしましょう。
何事にも反復練習は大事なことだと思います。
繰り返し同じことを練習することで自分の技術になっていきます。これは目に見えて成果がわかるわけではないのでとても嫌なことだと思います。ですが、必ず上達していくことに間違いありません。習慣にしていくことは大変ですが、それを苦にならなくなったときは大成功です。
ギターで反復練習が身につき、それをほかのスポーツや勉強、宿題などに活かすことができれば、あなたの子供にとって一生の宝を手に入れたようなものです。
・褒めて伸ばす。
あなたのお子さんがギターを弾けるようになったら、たくさん褒めてあげてください。
たくさん褒められることにより、また練習に励みます。『よく弾けたね!』『音がきれいになったね!』など何でもいいです。
叱ってもあまり子供は成長しません。できたことを褒めてあげることのほうが成長し、学習していく習慣が築きあげられます。
それに宿題やお片づけと違い、親は子供が真剣にギターを弾くところを聴いてあげなければいけません。自分の演奏を聴いてくれるということは子供にとってもうれしいことでしょう。
学校のお勉強では親は自分がとおってきた道ですので出来て当たり前と思いますが、どんどんギターが上手になっていくことは子供の成長を別の視点から感じることの出来る経験になると思います。
出来ない→叱る→嫌になるよりも、出来た!→褒める→好きになる!の好循環でお子さんとの楽しい毎日を過ごしてください。